最近、なんだかお腹がすいていることが多いです。詩音です。
今日は全然関係ない用で広島のイオンモール・ソレイユに出かけたのですが、島村楽器の前を通りがかったとき、表に『フルートフェア』の看板を見つけてしまったので、冷やかしてきました。
このフルートフェア、表の看板には『吹奏楽部でよく使われるフルートを取り揃えました』みたいな事が書いてあったので、学校のクラブ活動で使うレベルの楽器だけなのかな?と冷やかす前からあまり期待はしないことに。
店内に入ると、ショーウィンドウのいつもフルートが陳列してある所が空になっています。
いやな予感がしますね(笑)
店員さんに声をかけて、フェアの開場になっている防音室に案内してもらいます。
会場に入って、陳列されているフルートを見渡して確信。
これ、いつもここに置いてある楽器+広島のパルコ店から持ってきた楽器だよね?
まあ、あまりイヤな客になりたくはないので、そんな気づきは表に出さず(笑)
店員さんが仰るには、2週間くらい前に急遽フルートフェアの開催が決まったので、あまりたくさんのフルートを集められなかったそうです。
まあ、それなら手持ちの楽器だけで勝負するしかないのも仕方ないかもしれませんね。
では特に興味を引かれる楽器が無いかというとそうでもありません。
普段、わざわざ試奏させてもらうのも面倒くさいと思っていた楽器を吹かせてもらうチャンスです。
まず、今まですごく気になっていたけど試奏をしてこなかった、Jupiterの楽器を吹かせてもらいましょう。
Jupiterは台湾の楽器メーカーですが、フルート部門は日本のアルタスを買収し、技術や職人の提供を受けているため、意外とモノが良いらしいのです。
今では、安いヤマハを買うくらいならJupiterの方がいいとまで噂されるほど。
本当かどうか気にはなっていたのですが、わざわざ試奏するのも面倒だったので、今まで吹いてみる機会が無かったのです。
今回試奏したのはJFL503Eという型番の楽器です。お値段45800円也。
さて、持った感じ、作りは十分しっかりしているのが分かります。
キータッチは予想以上にソフト。アクションもしっとりしていて操作感は割と好みです。
肝心の音ですが、洋銀らしく非常に鳴らしやすい。
最低音から高音まで出しやすいのですが、一つだけ引っかかった音が。
Eメカが付いているので高音Eは鳴りやすいのですが、その隣のEsがなぜか素直に鳴りませんでした。これは個体差?
全体的に、非常に使いやすい楽器でした。
ヤマハの2シリーズよりもこっちの方が良いという人がいらっしゃるのも納得できます。
しかし、楽器のデザインがちょっと古めかしいので、そこで好みが分かれるかもしれませんね。
さて、次はそれなりに高級機ですが、なぜかいつも試奏する機会を逃すサンキョウのArtistを。リングキーのEメカ無し、C足です。
サンキョウの総銀は初めて吹きます。
サンキョウらしい明るい音なのですが、多分私が吹いた音は本当の意味でのサンキョウらしい音では無いと思われます。
サンキョウは相性が合えば他のメーカーでは体験できないソリスティックな音色を出せるらしいのですが、私のは普通のフルートっぽい音でした。
以前に一本だけ吹いたことがあるサンキョウのフルートでも特別に感じることは無かったので、私はサンキョウとはあまり相性が良くないのでしょう。
最後に、これまたいつもどこにでも楽器はあるのになぜか試奏しないミヤザワを。
ミヤザワは、私が今のムラマツにかえるまで使っていた楽器のメーカーです。
しかし、昔の楽器と今の楽器は全然違う作りになってしまったようで、興味はあったのですがなぜか今日まで触らずじまい。
今日試奏したのはLegacy-Ⅰ、頭部管銀製でゴールドのリッププレートが付いたモデルです。
歌口の形状が私が持っているミヤザワとは全然違います。
歌口が大きいこと。
さらに、私のミヤザワはムラマツと比べて違和感なく吹けるのですが、今日試奏した楽器はかなり外吹きにしないと音が出ません。
なんだかパールの楽器みたいだなと思いました。
しかし、音はずいぶん華やかです。サンキョウよりはよっぽど相性がいいようです。
ミヤザワといえばブローガーシステムなどの先進システムを搭載していることで有名ですが、今日の楽器には付いていませんでした。
残念。
今回は特別珍しい楽器は無いフェアでしたが、来月島村楽器では管楽器フェアを開催されるようです。
そこではかなり上級機種も展示されるとか。
はてさて?
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