ピッコロフラッグの予備を手に入れて一安心。詩音です。
今日は広島市に出てきたのですが、楽器屋で珍しいピッコロを2本見つけたので試奏をしてきました。
今日試奏したのは、J.G.Hammigの750/2と、パールのPFP-105Eです。
なんだ、全然珍しい楽器じゃないじゃないか、とお思いの人もいらっしゃるでしょうが、地方ではどちらもなかなかお目にかかれない楽器なのですよ。
パールのグラナディッテ製のピッコロは、以前にも一回試奏したことがあります。
あのときはピッコロを始めたばかりの頃で、ピッコロの吹き方に慣れていなかった事もあり、あまり特徴がよく分からなかったのです。
前回も今回も、頭部管はハイウェーブタイプ。
改めて吹いてみると、凄く息が当たりやすい楽器です。
プラ管の楽器とは比較にならないほどしっかりした芯のある良い音がしますが、木製や金属製の楽器に比べると深みがないように感じます。
でも決して悪い訳ではなく、明るい音色でいかにもピッコロという感じの音だと思います。
ハイウェーブタイプの頭部管は何がいいのか昔は分かりませんでしたが、今なら分かる気がします。
おそらく、何も考えずに楽器を当てても、歌口のエッジとアパチュアの距離を最適にセッティングできるのが利点なのでしょう。
この楽器を吹くのがものすごく楽なのは、この歌口の形状も関係していると思いました。
でも、唇の接地面積が通常より大きくなりそうなので、アパチュアの自由度は低くなるかも?どうなんでしょう?
木製に比べて耐久性はあるでしょうから、屋外演奏用などのサブ楽器として、または中学校や高校の吹奏楽部の備品にはもってこいの楽器だと思います。
発音のしやすさ、反応の良さなども評価できますので、プロのオーケストラプレイヤーが使用されることがあるというのもうなずけますね。
さて、次はJ.G.Hammigです。
Hammigのピッコロは、P.Hammigはかつて所有していましたし、他にもたくさん吹いたことがありますが、、J.G.Hammigは実物を見るのも初めてです。P.Hammigよりはグレードが高い楽器のはずです。
まず吹いてみて、パールのピッコロを吹いた後だと、パールが鳴らしやすすぎて難しく感じます(笑)
しかし、勘が戻ってくるといかにもHammigという感じの手応えが返ってきました。
パールと比べると、いかにもドイツ製楽器という感じのちょっと深みのある音色。
しかし、木製管から離れて久しいので、P.Hammigと比べて云々は分かりませんでした。どう違うんだろう?(笑)
間違いなく良い楽器ですが、私は特別魅力を感じるほどではありませんでした。P.Hammigのパリサンドル管の方がずっと好みです。
そして夜、自分の楽器を吹いたところ、やっぱり自分の楽器が一番です(笑)
今のところピッコロは銀管から離れられそうにありませんね。
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