ノースウィンドアンサンブル

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『フルート吹きさんに50の質問』に答える その5

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詩音

(2010年6月13日 06:43) | | コメント(0) | トラックバック(0)

やっと最後です。

『フルート吹きさんに50の質問』41~50
41.ゴールドとかプラチナってどう思う?
プラチナは黒光りするところが深遠な雰囲気がして好きです。ゴールドは色が好きじゃありません(笑)
冗談はさておき、私がプラチナコーティングの楽器を手にしたのは原因があるようです。この楽器を手に入れた後に知ったのですが、私が気に入ってヘビーローテーションで聴いたゴールウェイのディスクは、彼がプラチナ製のフルートでレコーディングしたものだったらしいのです。その音色に強い影響を受けたようで、今の楽器を試奏した時その音色に魅入られてしまったのでしょう。その証拠に、同じメーカーの他の楽器は、悪くはないのですが音色がいまいち自分好みではありません。プラチナテイストがないと物足りないようです。ただでさえフルートは高価な楽器なのに、さらに価格がつり上がる要素が気に入ってしまったって、幸せなのか不幸なのか(苦笑)
42.フルートってどうして横笛だと思う?
片方閉じた筒に単純に歌口を開けると横笛になっちゃいますよね?基本構造を自然に、単純に作った結果なのではないかと。
あと、今のフルートの管長でそのまま縦笛にすると、右手がかなり厳しいことになります。キーメカで解決できるでしょうけど、キーメカがない時代にはあのトーンホールの位置で縦笛には出来なかったのではないかと想像します。だから横笛になり、キーメカが出来た後もそのスタイルは受け継がれたのではないかと。
43.ビール瓶とかあると、つい吹いちゃう人ですか?
ペンのキャップ、瓶、コップ、ストロー、塩ビ管、あらゆる筒状の物は鳴らしてみたくなります。時と場合をわきまえて我慢するのですが、大抵我慢できなくなって吹きます(笑)
44.あなたがフルート吹いてる時の顔ってやっぱり無表情?吹いてるときどんなこと考えてる?
質問文に「やっぱり」とあるということは、一般的には無表情な人が多いのですか?私も頭部管だけを鳴らすときは無表情なようですが、それは何も考えていないからだと思います。
演奏しているときは、演奏中に自分の顔を鏡で見ることはまずないのでよく分かりませんが、人からは曲にあわせて表情が変わるので面白いと言われたことがあります。
演奏中は音色、音程、息継ぎやフレーズの歌い方など色々な事に気を使っているはずですが、それらをどのように考えているのかは、情報量が多すぎて自分でもよく分かりません。もはやいちいち言語思考している余裕はないので、感覚の世界です。
45.フルートの運指、なんか変だと思いません?(DとかEsの左手人さし指とか)
たくさんの優秀な設計者や職人が、最適化したり妥協したりを繰り返して今の楽器の形、運指ができたと聞きます。並外れた努力と技術の結晶である事でしょう。それに敬意を表して、どんなに難しいと感じたり変だと思っても、全て受け入れます(笑)
46.トリルで一番きついのって何だと思う?
指の筋肉。そういうことではなくて?
運指が一番きついという事なら、迷いますが、LowCisとLowEsのトリルではないかと。できません。
47.あなたの音ってどんな音?
トレバー・ワイと似た系統の音らしい。サザンクロスさん曰く。
言われて改めて聴いてみると、確かに自分でも似ていると思った。
確か初めて買ったフルートのCDがトレバー・ワイ。小遣いが少ない頃のことなので次々に買い増しできず、1枚買ったらそれを延々と聴くことになります。そのトレバー・ワイのディスクはフルートを始めた初期から相当聴いている事になるので、その影響を一番強く受けたのかもしれないですね。
48.ズバリ、あなたの理想とするフルートの音色とは?
楽器を使って音を出すだけで楽しいです。どんな音が出ていようと。
でも、演奏を人に聴いてもらうなら、自分なりに感じたその楽曲のイメージを音で伝えて、それを聴いた人が何か感じてくれたり共感してくれたらすごく嬉しいです。自分が気に入った曲ならなおさら。だからその時その時によって違いますが、その楽曲を、聴く人に『伝えられる』音色が理想です。
・・・なんて、ガラにもなく綺麗にまとまった事を書いてしまいましたね。もちろん、本当はこんな汎用で模範的な答えではなくて、自分が好きだったり共感しやすいのはどんな雰囲気の曲かとかどういった感情を喚起しやすい曲であるかというのははっきりありますから、理想とする音色の方向性もはっきりとあります。でも、それを具体的に書いてしまうと自分の音に言葉によるイメージを付けてしまう事になりますから無粋ですし、自分の性質や内面を晒す事にもなりますのでそんな恥ずかしい事はできません(笑)
私の音を聴いて感じていただければ幸いです。
49.フルートの魅力を思う存分語ってください。
思う存分なんて、いいんですか?制限なしに語らせたらいつまでも終わりませんよ?(笑)
構えは、楽器を口にくわえたり持ったり掴んだりせず3点で支えているだけ。発音は、他の吹奏楽器は大なり小なり息圧をかけて管内の圧力を上昇させますが、フルートは息を歌口に当てるだけで管内に圧力はかけません。楽器に加える力を最小限にして振動を、響きを押さえて止めてしまわないようにしてやると、楽器が自由に鳴りだします。これがうまくいくとすごく心地よいのです。
運指が比較的合理的で楽器の反応も良いため運動性能は高く、演奏の自由度も高い。
様々なジャンルの音楽に取り入れられているので、レパートリーの自由度も高い。
楽器が小さくて軽いので持ち運びも自由自在。
とにかく『自由』な事が魅力です。
50.最後に質問です。これからもフルートを続けますか?
今のところやめる理由が見あたりません。どうしても続けられなくなるまでは、もちろん続けます。

質問は夜希さんが作られた物を使わせていただきました。質問はこちらで公開されています。

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