吹奏楽経験者なら皆さんご存じですが、この時期はあまりコンサートはしません。野球部の応援なんかもありますが、なにより八月にコンクールが行われるからです。
そういう都合で、ほとんどの参加校はコンクールで演奏する堅めな曲と、コンサート用に用意したであろう軽い曲を演奏していたようでした。お陰で、たくさん練習してます!という曲とそうでもない曲の落差に驚かされたりしました。
コンクール直前なので、どこの学校がどうこうとかいうのはないのですが、とにかく気になるのが木管の子たちの猫背。苦しくないのかな~。肩こるだろうなあ・・・。猫背を治したらもっと楽に息が吸えて、楽に緩急のある音が出そうなのにな~。とか思いながらみてしまいました。
コンサートの終わった後に学生たちの楽器を少し見せてもらう機会があったのですが、とりあえずサックスは楽器の置き方が逆。キーもオイルが切れてる音がします。リードはやはりねずみがかじったような状態で、マウスピースは欠けてます。クラリネットもタンポが湿気ってへちょへちょ・・・。またですね。
こういうときに悩むのが、その学生に教えても、意味がないことが多いということ。後輩に教えないから、次に続かない。後輩が上手くなれないのは、先輩にも多大な責任があるように思います。私は後輩が質問してきても、考えたらわかることはあえて教えずに、「楽譜をよく見たら答えが書いてあるよ」とか、「よく考えたら聞かなくてもわかることでしょ」とかいって、あまり後輩の面倒はみませんでしたが、やるときはビシバシやったせいか、なんだか怖い先輩だったようで、勝手に必死で練習してくれたんで(・・・)。
学生にいろいろ教えるのは、先生方さぞ大変でしょう。お疲れ様です。とりあえずコンクールまであと二週間、頑張って下さい。
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