何人かから、指を詰めたのかと心配されました。すみません。薬品で着色しただけです。詩音です。
硝酸銀、手に付くと黒くなってしばらくとれないのを忘れていました。
学生時代には忘れたことはなかったのに・・・。
今日は表題の通りの演奏会でした。
指揮に大植英次さんに来ていただき、大変貴重な時間を過ごすことが出来ました。
今日の演奏曲目
- Finlandia
- サウンド オブ ミュージック(メドレー)
- あすという日が
- ARSENAL
- ふるさと(大植英次さんによるピアノ演奏&会場のみんなで合唱)
世界クラスの指揮者に指揮をしてもらうという初めての経験でしたが、一曲目のFinlandiaから、私ステージ上にいながら大変な事になっていました。
世界レベルの指揮者さんはやっぱりすごいですね。
指揮棒を振る腕はもちろん、顔の表情や息づかいなど、身体全体を使ってその場の雰囲気を演奏する曲に最適に作り変えていらっしゃるように、私は感じました。
その指揮は、テンポや小節頭がわかりやすいから演奏しやすいよねとか、どういう風に演奏して欲しいかが読み取れるよねとか、そういう次元のものではありませんでした。
(いや、ちゃんと音楽を勉強して色々な指揮者の元で演奏して経験を積めば、その指揮からもっと多くのものを受け取ることが出来るのでしょうが、私のようなアマチュアには無理です(汗))
指揮を理解する必要なく、指揮者が作って下さった空気(?)の中で自分が思うように歌えば、それでちゃんと合奏と合い、音楽が作れる。
すごく不思議な体験でした。(似たような感覚を抱いた人は私以外にもいらっしゃったようです)
Finlandiaの、いわゆるフィンランディア賛歌の部分、ソロでもないのに、これで良いのかというほど自由に、自分が心地よいように吹かせてもらいました。
自分一人で練習している時に、好きな旋律を自由に吹いているかのように。
すごく気分がよかったです。こんなに気分良く合奏の中で歌いあげた事はないと思います。
まるで他の楽器全部が自分の伴奏に回ってくれていると錯覚するほど。
でも、好き勝手やっているようでも、音楽を壊さずちゃんとその中に居れるのです。
Finlandiaの演奏が終わった後、あまりに感動して泣きそうになるのを必死でこらえていました。
大植英次さんが次の演奏とのつなぎに愉快なトークをして下さらなかったら、本当に泣いていたかもしれません。
サウンドオブミュージックは、Finlandiaとはがらっと雰囲気が変わって、指揮者はあっちに行ったりこっちに行ったり、コミカルな動きをされるので演奏者も楽しくなってしまいます。
これで楽しい演奏にならない訳がない。
色々ヤバいパッセージとかあって普段なら怖い思いをすることもある曲でしたが、全く気にならず最後まで楽しく演奏させていただきました。
当然音の間違いとか色々ありましたが、全然悔いは残っていません(笑)
とにかく本当に楽しかった。
最後に、大植英次さんがピアノで七つの子とふるさとを演奏され、会場の皆さんと一緒に歌いました。
大植英次さんのピアノ、小さな音で、旋律と簡単な伴奏だけの演奏でしたが、とても美しい演奏で、歌を促されるまで会場全体が静まりかえって聴き入りました。
それまでじっとしているのが我慢ならなくなったのかぐずっていた子供でさえ、その場の雰囲気に圧倒されたのか静かにじっとしていました。
やっぱり美しい演奏は、人を惹き付けるのですね。
音の小さなフルートとしては、そういう演奏を心がけなければいけないなと改めて思いました。
とにかく得るものが多い演奏会となりました。
まだ興奮が冷めていません。
今夜、眠れるかどうか心配です(笑)
お疲れさまでした!!
ほんとに、楽しくて楽しくてどうしよう…な演奏会でした(笑)
お客さんと一緒に、自分も楽しませてもらったっていう印象が強いです♪
音楽やっててよかったぁーと思いながら、感動で泣きそうで仕方なかったです。
もう今夜は興奮冷めやらぬな感じで寝れないかも!って思ってましたが、どうやらストレート梅酒のおかげで寝れそうです(*^^*)
一生忘れられない経験をさせていただき、ありがとうございました!
また、こういう機会があればいいなぁ(*´∇`*)